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土間のある暮らし
家の基本形は、土間・居間・寝間の3構成と聞いたことがあります。なかでも家の入り口に当たる土間は、自然と人の営みが交差する空間です。山から引いた水、畑で収穫した野菜、柴刈りした薪、燃えたあとの木灰(洗剤の代わりに使う)…。土間には、家の周囲の自然が様々な形で息づいています。ぬりえ作家の中村さん宅におじゃまするたび、かまどの火の温もりを肌で感じ、立ち昇る湯気を目で追い、薪が燃える音に耳を澄まし、食欲をそそるスパイスのいい香りと味わいに笑顔になり…五感で暮らしを捉える幸せに気づかされます。
標高400mの不便な毎日、愉しい暮らし
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